オーストラリアで日々是好日(ひびこれこうじつ)

オーストラリアのブリスベンで暮らしています。せっかくだから生活の中の小さな発見を綴っておきます。

りんごの話し

ブリスベンもいよいよ寒くなってきました。

朝晩はとても冷えて毛布が必要だし、日中でも日陰はセーターや羽織ものが必要です。

(とは言っても、こちらの方たちは基礎体温が高いから、半袖短パンビーサンもいます)

ちなみに今日の天気予報は、最高気温24度、最低気温13度だそうです。

今の室内の気温は22度、でも陽射しが入らないから結構寒く感じます。

 

さて、あまり四季のはっきりしないブリスベンですが、スーパーへ行くとりんごの種類が増えてきたことに気づきました。冬なんですね。

りんごは大好きなので、ちょっとずついろいろと買ってみました。

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それにしても、こっちのりんごはチビサイズですね。

白雪姫の毒りんごを思い出します。

こんな小さかったら、カプって口にしてしまうでしょう。

日本のりんごだったら、大きくて固すぎて歯茎から血が出そうですし...

それに皮をむいて食べるのが普通なので、もし日本だったら毒に当たらなかったかと...

こちらでは、皮はむかないで食べるのが一般的のようです。

 

オーストラリアのりんごについて説明がある素敵なサイトに出会いました。

www.aussieapples.com.au

この記事をもとに買ったきたりんごの紹介します。

・写真一番手前が「JAZZ」です。クランキーでシャキッとしていて甘い香りが強いのが特徴のようです。4月中旬から10月まで店頭に並ぶそうです。確かに他のりんごよりはっきり香ってきます!

・その次も同じ「JAZZ」こちらはオーガニックマーケットで買いました。ワックス無しだとわかります。でも、上記のものもいわゆる”ザ・ワックス”な感じはありません。

ちなみに、無農薬に挑戦したことのある青森のりんご農園の方に伺ったら、流通用のりんごで、ワックス無しは無理と言ってました。虫や病気から守るために必要なものと考えているそうです。むしろワックスの質を上げていく方が日本では主流なのでしょうか。

・お隣が「FUJI」です。ミディアムサイズで、他のりんごよりほのかに甘いのが特徴だそうです。サラダやパイ、ソースなんでも合いますと。凍らせてもよしとあります。ちょっとびっくりです。凍らせる?まさか肉のように冷凍保存して後で食べる?とか。

だいたい4月初旬から10月まで店頭に並びます。

・次は、私が大好きな「Royal Gala」です。他のものよりシーズンが早くて、3月から出回り9月がピークのようです。甘さが特徴でアップルパイに合う!とのこと。作ってみたいです。

・最後が「Red Delicious」比較的大きめのりんごで、カリっとした食感が特徴です。このりんご3月から年内まで出回るようです。

他にもたくさんの種類があるようなので、今度また買ってみたいと思います。

 

ちなみにこのサイトに載っているりんごレシピが素晴らしいです!

おしゃれだし、とても美味しそう。

西洋の国にとって、さぞ、りんごは特別なシンボリックな果物なのでしょう。

 

例えば、アダムとイブが口にした「禁断の果実」がりんごという説があります。

地域(宗教)によって、ぶどうだとか他の果物だという説もあるそうです。

ニュートン万有引力発見のトリガーにもなりました。

 

でも、何よりあのApple社ですよね。

今、私の視界にも本物のりんご以外にかじられたりんごマークが2つ見えます。

アップルフリークの方の記事を読むと社名の由来が沢山出てくるのですが、スティーブ・ジョブズが果実食主義だったから、そして彼がりんご農園から帰ってきたところ、りんごって明るい活発なイメージで、親しみやすいと思って、社名につけたとご本人が語ったとか。

本当に素晴らしい社名だなと思います。

 

さて、話をオーストラリアに戻すと、豪州で最大のりんご生産地はビクトリア州だそうです。

既述のサイトによると、全体の43パーセント程度を生産しているとのこと。ビクトリア州とても寒そうですよね。美味しいりんご料理もあるのでしょうか。

ちなみに、ここクイーンズランド州は全豪3位の生産地です。標高が高いGlanite Belt地帯のあたりで生産されています。とても寒くなる場所のようです。

そういえば、英語学校で知り合った韓国人の男の子は、ファームステイのため、ここに行くと言っていたことを思い出しました。

 

りんご好きとしては、この時期を楽しみたいと思います。

 

5月28日 こちらは冬を迎えようとしています

オーガニックマーケット

おひさしぶりになってしまいました。

 

先日の日曜日に、オーガニックマーケットに行って来ました。

他の多くの国がそうであるように、こちらでも食料品の買い物は許可されていましたので、このマーケットは閉鎖することなくずっと運営していたようです。(感染者の状況も考慮しながら、とのこととは思います。)

 

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行ってみてその管理に少々驚きました...

スーパーと同様に入り口で入場制限がなされ、さらに、お買い物ゾーンでも人が混み合わないように配列や、店舗内の滞在人数が管理されています。

また、青空マーケットなのにデビットカードが使えます。

日本と違って量り売りの商品が多いのですが、お客さんが自ら商品を秤に乗せる仕組みです。

このように、より接触を減らすための努力がいろいろとみられました。

気分的なことですが、青空の下で、フレッシュな野菜やフルーツを選ぶその時間こそが免疫力上げてくれそうですよね。

 

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花梨だと思って買ったら、マルメロ(Quince)でした。はちみつ漬けにしました。

私はこちらに来て、素材について興味を持つようになりました。

例えば同じりんごを買うのでも、勢いのあるお店、フレッシュなりんごを探します。

なにぶん英語もわからないし、情報も少ないので、自分の勘所に頼るだけではありますが、その買い物の仕方が結構楽しいものです。

普通のスーパーと違い、オーガニックマーケットでは、お店横並びでいろいろな選択肢があります。

 

ちなみに、オーストラリアのオーガニック基準はかなり厳しいと知りました。

AOC(Australian Certified Organic)』というオーガニック認定機関があります。

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日本と比較して厳しいのか否かは正確にわかりませんが、ネットで読んだ二次データによると、日本との基準に大きな違いはないそうです。

自分が専門家で調べたわけでもないので、はっきりと言えないところではありますが。

肥料が有機だったとしても、それを作る土壌が、機材が、なんとかが、と言ったら本当はわからないものですよね。

ですので、とりあえずその国の信頼のおける機関がよしとしているもので、あとは、自分の判断に頼るしかないのかなと思っています。

当たり前ですが、生き生きとしてそうなものを選ぶ!ということでしょうか。

ちなみに、私はオーガニック認定されていない野菜や果物も日常使っています。

 

目下の悩みどころはお肉です。

こちらのスーパーでも多種多様なお肉が売られています。

最小単位は500グラムです。二人暮らしの我が家には1回分にしては多い。

しかも、お肉が大体大きく、厚いのです。コマとかはあり得ません!

薄切りのお肉は日本食・韓国スーパーにはありますが、種類の選択肢が少ないのが残念です。

今のところ厚切り肉を買ってきて、半冷凍で薄切りにする、という方法に落ち着いています。

 

ですが、そもそもなのですが、、、

最近、ちょっとお肉が苦手になってきました。

こちらにきてからなのか、単に年齢的なものなのか、お肉を調理するのに微妙なストレスを感じているのです。

最近、「おいしい!」お肉を食べていないからでしょうか。

牛乳を飲まなくなったせいでしょうか。

オージービーフの本場に来ながら、微妙な気分ですが、経過観察中です。

 

5月21日 小雨で一日中薄暗い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリスベンの本屋さん

私は本屋さんが好きで、海外旅行でも、現地の本屋さんに立ち寄ります。

 

本屋さんが好きなのであって、本をたくさん読んでいるかと言うと別なのですが。

 

ブリスベンに来てからも、すぐに本屋さんに行き、それからも足繁く通っています。

 

よく行く本屋さんを紹介します。

一つは大手の本屋さん、「Dymocks

以前は建物の二階にあり、図書館のように長方形にだだっ広い本屋さんでしたが、最近、近所内で移転して、地下に潜り照明が暗めの少しムーディな雰囲気になりました。

オーストラリア全土にあるチェーン展開の本屋さんです。

 

昨年のクリスマスのこと、アパートでドネーションの募集がありました。

児童施設に贈る、本かおもちゃを集めていたのです。

私は喜んで、子供向けの本を贈ることにしました。

注意書きに8歳から13歳向けと書いてあったので、この本屋さんで、スタッフの若い女性にドネーションのことを伝え、本を一緒に選んでもらいました。

比較的広めの児童書コーナーがある本屋さんです。

 

ブリスベンの本屋さんに初めて来た際にびっくりしたことは、本の価格の高さです。

物価が高いので当然ですが、文庫で20ドル程度(1400円弱程度)となります。

写真の多いお料理本などになると、30ドル台後半から5.60ドルはします。

 

そして、お料理本の多さにも驚きです。

しかも、これらのお料理本、とても大きくて分厚いのです。

作りながら片手で開く、とかできませんから!といつも思ってしまいます。

正直、それほど手の込んだお料理をする人が多いように見えない国ではありますが、本屋さんの中でこのジャンルはかなりメインコーナーを占領しています。

男性のお客さんがお料理本を探している姿を多く見かけるのも、お国柄なのでしょうか。

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Dymocksで初めて買った本

この時代に、ご丁寧にガイドブックを買いました。

右手は、ブリスベンの星空ガイドです。ブリスベンの夜空に見える星々を、季節、時間、方角ごとに説明しています。

こちらに来てからプラネタリウムによく行くようになり、星が好きになりました。街中でも、晴れた日には、綺麗な星が眺められます。

 

もう一軒は「Folio Books」です。大好きな本屋さんです。

ここは、独立型の小さな本屋さんで、品揃えやお店のディスプレイがとっても面白いのです。

何も買う予定がなくても、しょっちゅう覗いてしまいます。

 

ここのスタッフたちは、皆、いかにも個性的、本好きな雰囲気で私は大好きです。

英語もろくに話せないけど、ここに来たら、本のおすすめを聞きたくなります。

彫刻家のおばのお土産に、アートの本が欲しい、おすすめはありますか?と尋ねたら、アート専門のスタッフが時間をかけて紹介してくれました。

今日現在は、一時的にお店を閉めていますが、欲しい本があったのでメールで質問したらすぐに回答をくれました。

 

ちなみに先ほど本屋さんの前を通りかかったら、お客さんが間隔を空けて店頭に並んでいる姿が見えました。

 

あれ?もうオープンしている?

 

いえいえ。まだお店は閉まっているのですが、みんなオーダーした本をピックアップに来ていたのです。

 

店の外から、中にいるスタッフに本を探してもらっている様子も見えました。

ガラス越しに、「これ?これ?」と本の表紙を見せるスタッフと、「そう、それ!」と答えているお客さんのアナログなやり取りにほっこりしました。

 

本好きのやることです。

本屋さんに来るのが好きというか。来ずにはおれない。

 

私も、この本屋さんの再開が待ち遠しいです。

 

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Folio Books で初めて買った本

Peter Wohlleben 「The Secret Network of Nature」

日本でもこの著者の本はよく見かけますよね。のんびりと読み進めていますが、完読していません。英語の勉強用に活用。

 

ネット時代の今、本屋さんも経営が難しくなってきていると思います。

でも、ただ決まった本を買うだけなら、amazonでいいんです。

 

自分の検索では引っかかってこないような本との出会いが、本屋さんにはあります。

世界中どこへ行っても「本屋さんは特別な空間」だと、私は感じています。

 

その本との出会いによって、人生がより深くて濃くて豊かになるような。

 

このブリスベンでも、そんな本との出会いがあるといいな。

 

そうそう、本屋さんでびっくりしたことがもう一つありました。

お店に入ると、「こんにちは。何かお探しですか?」と声をかけられます。

盗難防止の意味もあるかもしれませんが、お洋服やさんならいざ知らず、本屋さんでそう言われるとなんだか嬉しいびっくりですよね。

 

5月9日 久しぶりに空気が緩んだ土曜日

 

命がけでパンを焼く

こちらに移り住んだ日本人の多くが、家の中で一番こだわるのはどこでしょうか。

 

おそらく、オフロ。バスタブあるなしで揉めるご家庭は多いと聞きます。

 

もちろん私もオフロにはこだわりがありましたが、もっとも、今関心が高いのは、

トースターです。

 

家具付きの私たちのアパートには(ありがたいことですが)トースターが備品として準備されていました。

 

でも...

 

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こちらで主流の、上記のようなタイプなのです。

聞いたところによると、日本型のものを販売しているお店もあるそうですが、あっても1,2種類だとか。

 

このトースター、カリッと焼けて良いのですが、難点があります。

第一に、トーストしか入らない(丸いパンなどは、オーブンかフライパンで)

第二に、ちょっと危ない

 

本体の下部に2つのボタンがあり、左は、reheat 右は、refrozen とあります。

我が家ではトーストを買うと、だいたい翌日には冷凍庫に入れてしまいます。

ですので、もっぱら使うのはrefrozen です。

でもですね、これが1回では焼けず、2回焼きが必要なのです。

しかも、2回目は、6割の所でスイッチを切らないと、焦げて、もうもうと煙が上がる始末。

多分、使い方に誤りがあるのだと思うのですが、今の所、この方法で使いこなしています。

 

写真でもわかるように、隙間が空いているので、焼いている間にうっかり何か入り込んだら、大変なことになります。

機械自体もとっても熱くなっていますし。

おそらく、これは「買い替え」しかないと思うのですが、最近「あるもので暮らす」ブームなので、もうちょっと頑張って、注意しながらお付き合いしたいと思います。

 

さて、オーストラリアでトーストと言えば...

ベジマイト」です!

日本でもお馴染みなので、知っている方も多いかと思いますが、私はこちらに来て初めて食しました。

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銀行に口座を開きに行ったら、スタッフのおねえさんが、ブリスベン引越しと口座開設の記念に、とオフィスの奥からゴソゴソと出してきて、プレゼントしてくれたのです。

これが彼女のものなのか、会社のものなのか、たまたまあったのかわかりませんが、ありがたくいただいてきました。

 

味は、なんだかよく分からないというのが正直な所です。

納豆や発酵食品のように強烈なにおいでダメというわけでもなく、味は確かにするけど、何とも似ていなくて表現できないのです。

 

それよりも、現地の方たちがベジマイトの話しをする時に、やたら嬉しそうにするその顔の方が印象的です。

「うすーく塗るのよ。うっすーくね。トーストはカリカリに焼いて。なんならアヴォカドスライスやキュウリをのっけてもいいわ。でも、うすーく塗るのよ(ニヤッ)」

何人かに聞きましたが、みんなそのような感じなのです。

 

私は、おねえさんのいうことを聞いて、薄く塗ったから正解だったのかもしれません。

分厚く塗っていたら、なんだこれ!となっていたのかも。

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そう言えば、先月、俳優のトム・ハンクス氏が新型コロナウィルスの治療でゴールドコーストの病院に入院していた際に、ベジマイトを分厚くトーストに塗った写真をInstagramにポストしていて、大変話題になっていました。

 

話題の意味が、「あのトムが」というより、「分厚く塗ってる」というところに重きが置かれていたのが面白かったです。

国営放送の朝のニュースにもなっていたほどでした。

 

そのようなこともあり、私の中では、「ベジマイトがオーストラリアの国民食」という点より、「オーストラリア人の食べ方の説明がみんな同じ」ということの方が気になります。

そして、それほど美味しくない(と感じているようなのに)のに、なぜ食べるんだろう、と未だに不思議に思っています。

 

5月4日 わが家の台所に片隅に、ほぼ丸々残っているベジマイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A hot potato

A hot potate

 

意味は、、、

People talking about current topic which cannot be agreed upon. 

超ホットな話題、ややセンシティブな内容だから、なかなか結論の出なさそうなこと

 

と言う感じのようです。

テキストの例文は、The  subject of Brexit is a hot potate. と掲載されていました。

ちょっと前のテキストなのでしょうか...

 

”じゃがいも” というのが面白いです。なぜ、ホットポテト?

 

「じゃがいもは水分が多いため、調理したポテトはしばらく熱い」ことを模している。熱々のじゃがいもは扱いが難しいから、それくらいその問題は難しくて結論が出ない、ということだそうです。なるほど。

ちなみに私はまだネイティブがこのidiomを使って話しているのを聞いたことがありません。使用頻度が気になる所です。

 

あえて、「じゃがいも」なのが、英語らしいですね。

さて、「いも類研究会」というサイトによると、オーストラリアの年間一人当たりじゃがいも消費量(2009)は、54.5kg。(じゃがいも1個を130グラムとすると、ひと月で35個ぐらいでしょうか) 一方、日本は、21.3kg 。(ひと月でおよそ14個ほどになります)

平均した数字と実感は乖離するものですが、どう考えても、オーストラリアでは、上記の数字でおさまらないような量のじゃがいもが消費されているように思えます。 

実際に、とても美味しいですよ!

 

今日も一つidiomを頭にたたきこむことができました。

 

5月2日 とても風が強い日

Tokyo to Brisbane QF62

旅の始まり、それは飛行機です。

と、まるで航空会社の何かのようですが、確かにそう思います。

 

ブリスベンに来る日、ボーディングの直前に成田空港で撮影した写真です。

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その日の気持ちをよく表している記念の一枚。

少し緊張しながら、わくわくした気持ちと、家族や友人、同僚たちと離れて暮らす寂しさと、

いろんな気持ちを抱えながらゲートに向かったのをクリアに覚えています。

 

さて、この写真の向こうにうっすらと写る飛行機が、カンタス航空62便です。

カンガルーが尾翼で跳ねている姿が印象的な「空飛ぶカンガルー」です。

 

この数年、国際便はいつも日本の会社を利用していました。

そのせいもあって、外資系航空会社に乗るのにやや緊張してしまいます。

 

ところが、初めてブリスベンに来た際カンタス航空を利用して知ったのですが、同社のオーストラリアと日本を結ぶ便には、日本語が上手なフライトアテンダントが乗務しているのです。

(もちろん便により日本人のスタッフが乗務されていることもありました)

 

どうやってこんな流暢な日本語を身につけたのでしょうか。

英語のアクセントが残らぬようトレーニングしている、日本語らしい日本語です。

このカンタス航空のみならず、あちこちの外資系航空会社を利用する人に聞いてみたら、これは同社の特徴的なこと、と言っていました。

 

これがホスピタリティというものかしら?とその時ふと思いました。

観光立国のオーストラリアでは、この後、しばしばこの言葉を思わせる場面に出くわすことになります。

 

何と言っても、この会社のSafety Video がびっくりです。

安全のためのビデオなのに、ものすごく面白くて印象的なのです。

 

日本の会社の場合、当然ながらとても真面目です。それが日本の良さだと思います。

私も(真面目なので)おまじないのように、搭乗時に毎回ビデオをチェックしてしまいます。

こんな時は、こうやってこうやってこうやって...ふむふむ。

ビデオを見ながら、少し肩に力が入ってしまいます。

 

一方で、このカンタス航空のビデオは、オーストラリア人の特性をおもしろおかしく表現しながら、でも、正しく非常に備えてとるべき行動をガイドしているのです。

同社のWebに動画があったので、添付しておきます。何度見ても飽きません。

youtu.be

 

さて、このカンタス航空、何と今年2020年で創業100周年だそうです。

この大変な時に記念すべき年が重なってしまい、とても残念なことです。

調べてみるとカンタス航空は、このクィーンズランド州のウィントン、そして移設先であるやはり同州のロングリーチが創業の地だとか!何となく、勝手に親近感で嬉しくなりました。

 

さらにWebを読んでいくと、QANTASは、Queensland and Northern Territory Aerial Service Limitedの頭文字から来ていると書いてあります。

はて?なぜノーザンテリトリー州(NT)なのでしょうか。

 

そこには、NTにあるダーウィン空港を空の玄関口として海外に飛び立つという、設立当初の理念が織り込まれているそうです。

やはり、航空会社は夢がありますね!

 

同社の沿革を読んでいると、過去2回の対戦中の間にも民間空路を維持しているとあります。

他に同じような会社があったかは確認していませんが、あったとしてもすごいことですよね。

また、日本軍によりダメージを受けた歴史についても記述も見えました。

外から日本を知るってこういうことなんだ、と感慨深い心持ちで読みました。

日本から7000キロ離れたこの場所で、認識をあらためることがたくさんありそうです。

 

ところで、ブリスベン空港の搭乗ロビーに赤いピアノが置いてあるそうです。

誰でも自由に弾けるそうな。

以前、NHKがそのピアノをテーマに、ドキュメンタリーを制作、放映していたそうで、

私は、その話しを何人かの人から聞きました。

空港のピアノ、いろいろなストーリーがありそうですね。

次回、空港を利用した際にはちゃんと見てみようと思います。

 

*5月1日現在、他の多くの便と同様に、ブリスベンー日本の直行便は運休となっています。

空港が近いこともあって、この街では、一日中、至るところで頭上高く飛行機が見えます。

どこかへ向かう、旋回しながらどんどん高度を上げていく機体、

ブリスベン空港に帰ってくる、緩やかに地面に近づいていく機体、

空を見上げても、その姿が最近ではほとんど確認することができず、寂しく感じています。

一日も早く、日常が戻ってきますように。

 

5月1日 ブリスベンに来た日を思い出しながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Every cloud has a silver lining 

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雲だらけの空

Every cloud has a silver lining 

 

Try and be optimistic as you can be, however difficult you are finding the situation at the moment, better times will come in the future. 

 

どんなに酷く見える状況であってもいいことあるよ、といった意味。

 

英語メモです。

 

1月の終わりから4週間だけ英語学校に通いました。

その時に習ったidiomですが、偶然にもいま身に沁みます。

 

英語学校での生活についてはまた書きます。

ほんの少し前のことなのに、もうはるか昔のことのように感じます。

多くの留学生やワーキングホリデーの若い方たちは、混乱の最中それぞれの国に帰って行きました。

みんな、元気でありますように。

 

4月30日 早くも今日で4月も終わり